2015/5/3-6 弓折岳 [山旅]
GWはソロで静かな山へ
新穂高温泉から90分ほど歩き、アイゼンを装着して谷筋へと踏み込む
雪は例年と比べて少なく雪庇も落ちているようなので、大ノマ乗越(写真左のコル)から稜線に乗って、右のピーク(弓折岳2592m)へ登るルートをとった
10時を過ぎると太陽が容赦なく照りつけ、雪は緩み、足が流れたり沈んだりで、ペースもガタ落ち
最後の傾斜も見た目以上にキツく、息も絶え絶えで、なんとか大ノマ乗越へ
この稜線は2年前に鏡平から笠ヶ岳を目指したときに歩いたルート
大ノマ岳から先はまだ雪庇が残っているね
頼れる相棒MHWの"バンカー1"
近くに小屋がなくとも、コイツに潜り込めば安心なのだ
倒壊の心配なく山頂に張ることができる、数少ないテントのひとつ
設営を始めたとき槍穂はすでに雲の中、、、笠ヶ岳方面だけは晴れていたが、設営が終わってテントの中で装備をひろげているうちにガスに包まれた
2日目の天気予報は下り坂、、、朝のうちに双六の冬期避難小屋へ移動する計画だったが、深夜から降り始めてしまった
雨の中の撤収・移動が嫌になり、2日目は停滞を決め込む
午後は風も強まり、テントは暴れ、雨が激しく叩きつける、、、やがて、雨はみぞれに変わり、テントも内部の湿ったモノも、バリバリに凍っていく (気温は-5度まで下がった)
3日目の早朝3時、みぞれ混じりの雨が止んだので外へ出てみると、満月に暈がかかって幻想的な光景
月照に浮かぶ槍も神秘的な美しさ
写真をとっている間にテントのジッパーが凍って中に入れなくなり、ちょー焦ったけど
3日目、計画では下山日だったけど、テントや装備が凍って融けるまで収納できない
が、融ける頃には足元も緩んでズボズボになっちゃうだろう、、、つーことで、もう一泊することに決定!
この日は双六岳と樅沢岳をピストンでやることにした
写真は数年前に改修した双六の冬期避難小屋、前日は12人も入っていたみたい
登ったことのある双六岳を後回しにして樅沢岳にとりつく
ここまで来ると、抜戸岳の後にある笠ヶ岳が顔を出すんだねー
樅沢岳2755mから見た西鎌尾根と槍ヶ岳
雪が少なくて迫力不足だな、、、
気温が上がりすぎて稜線のラインがボケてきたので、双六は登らずテントに戻る
山に入って朝焼け夕焼けともに不発だったけど、この日の夕景は素晴らしかった
刻一刻と移りゆく色合いを楽しんだ
黒部五郎岳と夕焼け
穂高岳も染まる
弓折岳は峪を挟んで槍・穂高連峰、その左手には鷲羽と双六、後側に黒部五郎と遠方に白山、右手には笠ヶ岳に続く稜線と抜戸岳、奥には乗鞍と御嶽、これら名峰に囲まれ素晴らしい眺望だ
この山頂を3日間独り占め、最高の山旅となった
夕焼けのあとは満天の星空に期待したんだけど、19時には満月が昇ってきちゃった
来年は月齢が若いときに来てみたいなー
4日目、槍ヶ岳と日の出
眼下の鏡平にも光が射す、俯瞰すると、美しい場所だということがよくわかるね
6時には荷をまとめ、カリカリのうちに急斜面を下降した
あとは穂高連峰を眺めながら、のんびり下るだけ
雪山もこれにて終了、次は沢旅だ!!
新穂高温泉から90分ほど歩き、アイゼンを装着して谷筋へと踏み込む
雪は例年と比べて少なく雪庇も落ちているようなので、大ノマ乗越(写真左のコル)から稜線に乗って、右のピーク(弓折岳2592m)へ登るルートをとった
10時を過ぎると太陽が容赦なく照りつけ、雪は緩み、足が流れたり沈んだりで、ペースもガタ落ち
最後の傾斜も見た目以上にキツく、息も絶え絶えで、なんとか大ノマ乗越へ
この稜線は2年前に鏡平から笠ヶ岳を目指したときに歩いたルート
大ノマ岳から先はまだ雪庇が残っているね
頼れる相棒MHWの"バンカー1"
近くに小屋がなくとも、コイツに潜り込めば安心なのだ
倒壊の心配なく山頂に張ることができる、数少ないテントのひとつ
設営を始めたとき槍穂はすでに雲の中、、、笠ヶ岳方面だけは晴れていたが、設営が終わってテントの中で装備をひろげているうちにガスに包まれた
2日目の天気予報は下り坂、、、朝のうちに双六の冬期避難小屋へ移動する計画だったが、深夜から降り始めてしまった
雨の中の撤収・移動が嫌になり、2日目は停滞を決め込む
午後は風も強まり、テントは暴れ、雨が激しく叩きつける、、、やがて、雨はみぞれに変わり、テントも内部の湿ったモノも、バリバリに凍っていく (気温は-5度まで下がった)
3日目の早朝3時、みぞれ混じりの雨が止んだので外へ出てみると、満月に暈がかかって幻想的な光景
月照に浮かぶ槍も神秘的な美しさ
写真をとっている間にテントのジッパーが凍って中に入れなくなり、ちょー焦ったけど
3日目、計画では下山日だったけど、テントや装備が凍って融けるまで収納できない
が、融ける頃には足元も緩んでズボズボになっちゃうだろう、、、つーことで、もう一泊することに決定!
この日は双六岳と樅沢岳をピストンでやることにした
写真は数年前に改修した双六の冬期避難小屋、前日は12人も入っていたみたい
登ったことのある双六岳を後回しにして樅沢岳にとりつく
ここまで来ると、抜戸岳の後にある笠ヶ岳が顔を出すんだねー
樅沢岳2755mから見た西鎌尾根と槍ヶ岳
雪が少なくて迫力不足だな、、、
気温が上がりすぎて稜線のラインがボケてきたので、双六は登らずテントに戻る
山に入って朝焼け夕焼けともに不発だったけど、この日の夕景は素晴らしかった
刻一刻と移りゆく色合いを楽しんだ
黒部五郎岳と夕焼け
穂高岳も染まる
弓折岳は峪を挟んで槍・穂高連峰、その左手には鷲羽と双六、後側に黒部五郎と遠方に白山、右手には笠ヶ岳に続く稜線と抜戸岳、奥には乗鞍と御嶽、これら名峰に囲まれ素晴らしい眺望だ
この山頂を3日間独り占め、最高の山旅となった
夕焼けのあとは満天の星空に期待したんだけど、19時には満月が昇ってきちゃった
来年は月齢が若いときに来てみたいなー
4日目、槍ヶ岳と日の出
眼下の鏡平にも光が射す、俯瞰すると、美しい場所だということがよくわかるね
6時には荷をまとめ、カリカリのうちに急斜面を下降した
あとは穂高連峰を眺めながら、のんびり下るだけ
雪山もこれにて終了、次は沢旅だ!!
2015-05-08 23:50
コメント(2)
いつも素晴らしい写真をありがとうございます。
テントを担いでここまで登るのは僕にはもう到底叶わない夢のまた夢になりました。
光の織りなす荘厳なドラマは山で夜を明かさないと絶対に拝めない光景ですよねえ。
都会のような涸沢を避けて、山を知る者しか入らないであろうこのル-トなら静かでいい山旅になったことでしょうね。
槍と劔だけは雪のついた季節よりも雪のない黒くて荒々しい眺めの方が好きですが僕の偏見でしょうかね?
by 高崎 (2015-05-09 22:31)
高崎さん、いつもコメントありがとうございます
双六の冬期小屋に泊まれば、かなり荷を減らせると思います
今回叶わなかった、槍穂の星空を撮影したいので、数週後にやってみようかと思案中、、、今回は22㎏を背負いましたが、小屋泊まり1泊だと、どのくらい重量を減らせるか試してみますね
槍や劔の岩峰は斜光で黒のコントラストがハッキリして、さらに低い雲を纏ったりしたら、最高に格好いいですよね!
そんな光景を夢見て、山に通っています
by BOSS (2015-05-10 16:33)