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2017/7/18-23 南アルプス  [沢旅]

南アルプスの源流から山へ

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赤い石の渓へ単独行

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野生味溢れるイワナたちが活発にフライを追った

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最近購入したクロスオーバードーム(重量700g)を使ってみた
フレームのあるツエルトと思えば使い勝手は良し!
テントと思ったら痛い目に遭う、笑

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焚き火をおこし、岩魚のアラを投入
時間をかけて煮出した岩魚汁は絶品だった

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テン場の目の前で尺2本
この区間がサイズは一番良かったかも

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遡行2日目、荒れたゴーロを過ぎると渓畔が美しくなり、ここでテントを張った

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夏の岩魚は明るい場所で撮影したほうがキレイだね

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遡行3日目、渓相はさらに穏やかになり、原生林を縫うように流れる

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10m滝の手前は再び山岳渓相となり、ボーナスステージの連続となる
ここまで歩いた者へのご褒美だな

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滝上の両岸は、ふかふかの草地に花が咲き、源流とは思えないような景観だった
ここにテントを張りたかったなー、でも、翌日からロングトレイルが待ち受けているので先へ進んだ

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やがていくつも沢が分かれ、水も枯れ始る
源頭までこの落差が続く

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稜線に出て幕営
沢旅を終え、明日からは山旅が始まる

2017/4/30-5/3 鏡平 [山旅]

数年前に敗退した笠ヶ岳を踏んで、双六から三俣山荘まで足を延ばして、鷲羽の写真を撮る計画だったのだが、、、

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2年前に抜けた大ノマ乗越(正面の弓折岳の左側)からアプローチするつもりだった。
が、大きな雪庇が残り、小規模な雪崩の跡もある。しかも、山の裏側からは落雷のような雪崩の音が!
ここに踏み込んではいけない。弓折岳の右側(手前右、黒い木々の山の裏側)へと進み、鏡平へ。

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少し高いところから見下ろした鏡平。本当に美しいところだ。目の前に穂高と乗鞍。

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そして槍!
テントは我々以外に1張りだけ。(明日の天気予報が悪いからね)

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西鎌尾根の連なりも美しい。

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後にそそり立つのが大ノマ岳。
笠を踏むのであれば、明日はここまでテン場を上げたい。

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しかし、翌日は朝から雨、やがて雪に。停滞を決め込む。この時点で笠ヶ岳はなくなった。
狭いテントの中で修行のような一日。文庫本を持ってくるべきだった。
午後4時、ようやく雪も止み、谷から上へ上へとガスが流れはじめた。

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おっ、槍も顔を出すかも!

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出た!! やはり槍はかっこいいな。

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次は穂高だ。見えるかな?

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きたきた! 西穂から奥穂。

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さらに北穂まで。
刻一刻と移ろい行く壮観な眺めを堪能した。
荒天を我慢したご褒美だったのかもしれない。

しかし、山は甘くはない。日が沈むと今度は暴風!
これぞ地吹雪という有様で、積もった雪の粒がテントを叩きつける。

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翌朝6時、ようやく風が弱まった。
ブロック積みして夜間に雪かきしたのに、こんなに埋まってしまった。もう外に出るのも大変。
シングルウォールはこんなとき不便だな。

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しかし、地吹雪のおかげでトレースも消え、さらにキレイな雪景色に変わっていた。
今日は双六までピストン。

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弓折岳から見た槍ヶ岳。

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逆光で色ノリが悪いので、彩度を落としてモノクロ風に。

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尾根歩きは気分がアガる!
先には鷲羽、さらに奥には水晶。

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日があがるにつれ雪が緩む。吹きだまりで踏み抜くと股まで沈む。

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双六の冬期小屋から笠ヶ岳を眺める。
今の我々には、残雪の状況、天候、体調、その全てが揃わないと登れない山なのだろう。
登れそうで登れない山。そんな山をいくつか持っていていれば、まだまだ山を楽しめるもんね。
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2015/9/29-30 涸沢 [山旅]

紅葉の涸沢へ

前夜は上高地からヘッデンで横尾着、幕営

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翌朝、歩き初めて30分でモルゲンロートと月の入り
これだけ真っ赤に染まった朝焼けは久々に見たなー

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涸沢ヒュッテから見たカール
白と黒の岩山と紅葉の織りなす景観は、何度見ても感動する

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ナナカマドの赤が鮮烈だ!

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次は北穂や涸沢岳から見下ろしてみたいな

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この谷間を歩いて登ってくるのだ
上に行くほど、岩山の隆起は荒々しく、木々は鮮やかに色づいている

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垂直の壁と灌木の紅葉
アルプスならではの景観だね
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2015/9/20-23 南アルプス [沢旅]

シルバーウィーク
山か釣りかで悩んだけど、禁漁間際に雨も降って大物が源流の沢に差してるでしょ!

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ソロで南アの峪へ
前週の台風の雨が130ミリ+3日前の降雨80ミリ=40アップの鼻曲がりを獲るチャンス!!
雨でキノコも爆発してるぞ!

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本流はぶっとい水量、、、強弱を見極め、なんとか渡渉をクリア!
上流で流れを何本かに分け、水量が落ち着いたら、、、

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なにこれー! 源流でも真っ白じゃん!! どこを流せというのか、、、

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平水だったらフライに良さげな淵なのに、、、

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小さな落ち込みでも泡だってるよ、、、

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とにかくポイントが少ない、1時間遡行して叩くのが10カ所程度、、、それでも尺は獲った!!

雨は一滴も降らなかったし、沢より山だったなー
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2015/8/9-15 南アルプス [沢旅]

Rockyさんと6泊7日の旅へ

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前半の沢泊まりは最高のコンディションだった

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水量は太くないけど、、、

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ヤマトイワナの峪

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大きく巻いた一箇所以外は難所ナシ

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大場所からは、、、

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ぶっといヤツが出る!

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小さなポイントからも、、、

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いかついヤツが出る!

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渓は標高2200mあたりから源頭の趣となった

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登山道に出てからもキツい登りが続き、ようやく稜線に出た
と、ここまでは晴れていたが、、、直後にガスに包まれ、下山するまで晴れることはなかった

山の写真がさっぱりだったので、花の写真など、、、詳しくないので、名前が違ってたら教えてください

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朝露を纏ったチングルマの綿毛
マクロレンズを持っていけば雫の輝きを描写できたんだけど、標準ズームで私のウデではこれが精一杯

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ミヤマアキノキリンソウ

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チシマギキョウ

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ミヤマキンバイ

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トウヤクリンドウ

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タカネグンナイフウロ

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ミネウスユキソウ

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オトギリソウ

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花は終盤で、キノコが開幕、って感じでしたね

去年は4泊5日、今年は6泊7日も南アに入って、まともに富士山すら見ていないという、、、南アはどうも相性が悪いみたい
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2015/5/17 山菜採り [山遊び]

今年は融雪が早いので、タイミングが難しかった

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林道を2時間歩き、峪の入口でアイゼン装着

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行者ニンニクとカタクリ
こんな斜度に生えているので、出っ歯のアイゼンとピッケルは必需!

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食べ頃のウルイもにょきにょき!

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ウルイ、行者ニンニク、山ウドの良品をゲット!
ユキザサの群生地は、まだ雪の下だった

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行者ニンニクは豚バラと相性抜群!
塩・胡椒と、醤油を少したらすだけで激ウマ!!

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帰りにコゴミやフキノトウ、タラノメを拾いながら歩く
コシアブラとヨブスマソウが採れなかったのが残念だったなー

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山も新緑の眩しい季節になりました
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2015/5/3-6 弓折岳 [山旅]

GWはソロで静かな山へ

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新穂高温泉から90分ほど歩き、アイゼンを装着して谷筋へと踏み込む
雪は例年と比べて少なく雪庇も落ちているようなので、大ノマ乗越(写真左のコル)から稜線に乗って、右のピーク(弓折岳2592m)へ登るルートをとった

10時を過ぎると太陽が容赦なく照りつけ、雪は緩み、足が流れたり沈んだりで、ペースもガタ落ち
最後の傾斜も見た目以上にキツく、息も絶え絶えで、なんとか大ノマ乗越へ

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この稜線は2年前に鏡平から笠ヶ岳を目指したときに歩いたルート
大ノマ岳から先はまだ雪庇が残っているね

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頼れる相棒MHWの"バンカー1"
近くに小屋がなくとも、コイツに潜り込めば安心なのだ
倒壊の心配なく山頂に張ることができる、数少ないテントのひとつ

設営を始めたとき槍穂はすでに雲の中、、、笠ヶ岳方面だけは晴れていたが、設営が終わってテントの中で装備をひろげているうちにガスに包まれた

2日目の天気予報は下り坂、、、朝のうちに双六の冬期避難小屋へ移動する計画だったが、深夜から降り始めてしまった

雨の中の撤収・移動が嫌になり、2日目は停滞を決め込む
午後は風も強まり、テントは暴れ、雨が激しく叩きつける、、、やがて、雨はみぞれに変わり、テントも内部の湿ったモノも、バリバリに凍っていく (気温は-5度まで下がった)

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3日目の早朝3時、みぞれ混じりの雨が止んだので外へ出てみると、満月に暈がかかって幻想的な光景

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月照に浮かぶ槍も神秘的な美しさ
写真をとっている間にテントのジッパーが凍って中に入れなくなり、ちょー焦ったけど

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3日目、計画では下山日だったけど、テントや装備が凍って融けるまで収納できない
が、融ける頃には足元も緩んでズボズボになっちゃうだろう、、、つーことで、もう一泊することに決定!
この日は双六岳と樅沢岳をピストンでやることにした
写真は数年前に改修した双六の冬期避難小屋、前日は12人も入っていたみたい

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登ったことのある双六岳を後回しにして樅沢岳にとりつく
ここまで来ると、抜戸岳の後にある笠ヶ岳が顔を出すんだねー

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樅沢岳2755mから見た西鎌尾根と槍ヶ岳
雪が少なくて迫力不足だな、、、

気温が上がりすぎて稜線のラインがボケてきたので、双六は登らずテントに戻る

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山に入って朝焼け夕焼けともに不発だったけど、この日の夕景は素晴らしかった
刻一刻と移りゆく色合いを楽しんだ

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黒部五郎岳と夕焼け

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穂高岳も染まる
弓折岳は峪を挟んで槍・穂高連峰、その左手には鷲羽と双六、後側に黒部五郎と遠方に白山、右手には笠ヶ岳に続く稜線と抜戸岳、奥には乗鞍と御嶽、これら名峰に囲まれ素晴らしい眺望だ
この山頂を3日間独り占め、最高の山旅となった

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夕焼けのあとは満天の星空に期待したんだけど、19時には満月が昇ってきちゃった
来年は月齢が若いときに来てみたいなー

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4日目、槍ヶ岳と日の出

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眼下の鏡平にも光が射す、俯瞰すると、美しい場所だということがよくわかるね

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6時には荷をまとめ、カリカリのうちに急斜面を下降した
あとは穂高連峰を眺めながら、のんびり下るだけ
雪山もこれにて終了、次は沢旅だ!!
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2015/3/21-22 唐松岳 [山旅]

八方尾根から唐松岳へ

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左から不帰Ⅲ峰、不帰Ⅱ峰、不帰Ⅰ峰、天狗の大下り、その先に連なる白馬三山は気温が上がりすぎて霞んでいた

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稜線の風は強い、風裏の斜面を掘って設営

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眼前の五竜岳の豪壮な眺めが素晴らしい!

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テン場の眺望は最高だけど、夜のトイレとか大変、、、転んだら谷底まで一直線!!

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夕照、この後、太陽は雲の中に沈んだようで、山も空も焼けなかった

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翌朝の太陽もガスに包まれ、この高さでようやく顔を出した、んで、朝焼けもまったくの不発

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唐松岳山頂では白馬も剱も霞んでいたが、ここから見た五竜岳は重量感が増して格好いいね!
来年は厳冬期に縦走してみたいな
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2015/1/29 八ヶ岳 [山旅] [山遊び]

縞枯山~茶臼山 スノーシューイング

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縞枯山荘前の雪原は、いかにも北八ヶ岳といった景観だ

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数日前の春のような陽気で、モンスター(樹氷)たちも萎え気味だね

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縞枯れ現象は、亜高山帯の針葉樹林が立ち枯れ、縞模様になる現象 
山の自浄作用とも木々の世代交代や天然更新とも考えられているようだ

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立ち枯れの尾根をスノーシューで縫うように歩く 
視界が効いて気持ちいいぞー、八ヶ岳主峰、南ア、中ア、北アの山々が一望できるのだ

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霧氷も融けちゃってたけど、樹皮の黒と雪の白さのコントラストも美しい

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風の強い山頂ではエビの尻尾がモリモリと育っている

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ピラタスロープウェイを使って5時間のラウンドトリップ
森林限界を越えた極寒と風雪の世界とはまた違った雪山の美しさを楽しんだ

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仲間との新年会(1/11)は、松原湖でワカサギの穴釣り&天ぷら・鍋
先週もリベンジに燃え松原湖へ
年が明けてから、北八ツで遊んでばかりだな
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2014/12/30-2015/1/2 南アルプス [山旅]

年末の天気予報がよろしくないので、北アを諦めて南アのマイナールートへ
誰もいない山頂で、初日の出&赤富士を拝む山旅を計画した

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大晦日にテン場から見た富士山
螺旋に巻いた雲が笠雲へ伸びてカッコイイ画なんだけど、色乗りが悪かったのでモノクロで

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アプローチは沢沿いのトレイル
予想していたより雪がついていたし、カチンコチンに凍ってるところで徒渉も、、、

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高度感のあるトラバースも多く、気の抜けない歩きが続く

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やがて沢から離れて山道に取り付くが、トレースもなければテープもまったくないので、ルートファインディングしながら先へ進む
中腹からはツボ足となりスノーシューを装着するものの、地形とGPSを読みながらの歩きはスピードが上がらない

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カラマツの森と青い空が眩しい

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木々の影が長く伸びて美しい景色、稜線はすぐそこだ!

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最後の数メートルがキツイ、もう足が上がらないっス!

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ちょこっと下がった風裏で設営
このあとは雪がしんしんと降り積もり、翌朝までに30センチ以上の積雪となった

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元旦、初日の出、雲海は広がらず富士山も薄雲がかかって焼けなかった、、、

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急いで裏側の赤石山脈へとカメラを向けたが、こちらはガスッて千枚岳のアタマは霞み、赤石は雲の中
しかも赤くならないし、、、

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足元のシュカブラが焼けた瞬間が一番美しい景色だったかも
この色に染まるのは、ほんの一瞬だけなんだよね

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計画ではこの先の山まで縦走するつもりだったが、吹きだまりでは腰までハマるラッセル地獄
ふたたび雪も降り始め、2人のパーティーでは困難と判断して引き返すことにした

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登りで刻んだトレースも消え、下山もルートを探しながら、、、これはこれで面白かったけどね
稜線では天気が悪く、樹林帯の中では快晴、という旅だったなー
静かな雪山を満喫しながら新年を迎えました
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